10月1日(月)~3日(火)の3日間、東京都港区にある東京都立産業貿易センター浜松町館2階・3階・4階・5階において「2012ジャパン・ケーキショー東京」が開催された。
社団法人日本洋菓子協会連合会、社団法人東京都洋菓子協会の主催、全国洋菓子協会の共催、日本洋菓子工業協同組合の後援によるこの催しは、国内はもとより海外までその名を広く知られたわが国最大の製菓業界を代表するビック・イベントで、開催前日の9月30日に、日本全国及び台湾からの出品を含め約2200点の作品が展示会場で受け付けられ、午後2時から13部門ごとに、それぞれ厳正かつ公正な審査のもと各賞が発表された。さらに特別部門「国内産米粉を使ったロールケーキ」部門から農林水産大臣賞が選ばれた。
翌1日午前9時50分から開場式が行なわれ、3日間の会期の幕が開いた。4フロアの会場は、4・5階が作品展示、3階が協賛企業の出展ブース、2階が喫茶室と技術指導委員コーナーで、各会場とも連日多くの入場者を集めた。
さらに実技コンテスト『トップ オブ パティシエ2012(アジア大会日本代表選考会)』が4階特設会場で1日、2日の2日間に渡り行なわれた。2013年10月に行われる「トップ・オブ・パティシエ・イン・アジア2013(アジア大会)」の日本予選として、1人の選手が10月1日、2日の2日間にわたって作品を製作した。10月1日はチョコレートのピエス・モンテとボンボン・ショコラ、10月2日はアメのピエス・モンテとアントルメを、それぞれ午前8時~午後3時までの7時間、多数の観客が見守る中で技を競い合った。
また今年は社団法人日本洋菓子協会連合会60周年を記念する「第7回全国洋菓子技術コンテスト大会」が9月29日に全国から62名の選手が参加し開催された。その作品が4階会場に展示された。
最終日3日午後2時から、4階表彰式会場で表彰式が開催され、各部門の表彰が行なわれ、最後にグランプリと準グランプリが発表された。グランプリには「味と技のピエスモンテ」部門の篠原光治氏(東京都・二葉製菓学校)、準グランプリには「味と技のピエスモンテ」部門の岩佐康雄氏(兵庫県・ケーキハウス ツマガリ)がそれぞれ選ばれた。
また『トップ オブ パティシエ2012(アジア大会日本代表選考会)』の優勝者は、布施文彦氏(帝国ホテル大阪)が選ばれ、来年開催されるアジア大会に日本代表選手として出場することになった。
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● なお次回「2013ジャパン・ケーキショー東京」は2013年10月15日(火)から17日(木)の3日間の開催を予定している。詳細が決まり次第当ホームページでお知らせをする。