10月15日(月)~17日(火)の3日間、東京都港区にある東京都立産業貿易センター浜松町館2階・3階・4階・5階において「2013ジャパン・ケーキショー東京」が開催された。

 社団法人日本洋菓子協会連合会、社団法人東京都洋菓子協会の主催、全国洋菓子協会の共 催、日本洋菓子工業協同組合の後援によるこの催しは、国内はもとより海外までその名を広く知られたわが国最大の製菓業界を代表するビック・イベントで、開 催前日の10月14日に、日本全国及び台湾からの出品を含め約2200点の作品が展示会場で受け付けられ、午後2時から13部門ごとに、それぞれ厳正かつ 公正な審査のもと各賞が発表された。さらに特別部門「国内産米粉を使ったロールケーキ」部門から農林水産大臣賞が選ばれた。

 翌15日午前9時50分から開場式が行なわれ、3日間の会期の幕が開いた。4フロアの会場は、4・5階が作品展示、3階が協賛企業の出展ブース、2階が喫茶室と技術指導委員コーナーで、各会場とも連日多くの入場者を集めた。

 さらに実技コンテスト『2013トップ・オブ・パティシエ・イン・アジア』が4階特設 会場で15日、16日の2日間に渡り行なわれた。日本、韓国、中国、台湾、ベトナム、マレーシア、オーストラリア、香港の8カ国の選手が作品を製作した。 10月15日は「チョコレートのピエスモンテと2種類のボンボン・ショコラ」を午前8時~午後4時までの8時間、16日は「アメのピエスモンテとアントル メ」を午前8時~午後3時までの7時間、多数の観客が見守る中で技を競い合った。

 最終日17日午後2時から、4階表彰式会場で表彰式が開催され、各部門の表彰が行なわ れ、最後にグランプリと準グランプリが発表された。グランプリには「味と技のピエスモンテ」部門の岩佐康雄氏(兵庫県・ケーキハウス ツマガリ)、準グランプリには「ぴエス・アーティスティック」部門の岩井悠子氏(滋賀県・クラブハリエ日牟禮館)がそれぞれ選ばれた。

 『2013トップ・オブ・パティシエ・イン・アジア』の優勝者は、布施文彦氏(帝国ホテル大阪)が選ばれ、初代アジアチャンピオンとなった。

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●なお次回「2014ジャパン・ケーキショー東京」は2014年10月14日(火)から16日(木)の3日間の開催を予定している。詳細が決まり次第当ホームページでお知らせをする。